年末年始休診のお知らせ(変更)

12月29日(火) 診療時間が9:00~13:30となります。

12月30日(水)~1月3日(日) 休診

1月4日(月)から通常通り診療致します。

手足の冷えについて

健常な人でも、寒いときには手足の先が白くなり痛くなることがあります。また、しもやけのように色が悪くなることもあります。これは寒さによって血液の流れが悪くなるための正常な生体反応であり、治療の必要はありません。しかし、寒くないときでも血流が悪くなり、痛みや冷えを感じることがあります。これらは手足に行く血管の一部が物理的に狭くなったとき、温度変化やストレスによる血管の収縮反応が病的に激しいときなどに起こり、ひどい場合には何らかの治療が必要です。また静脈疾患でも冷えを感じることがあります。

 

急性動脈閉塞症

足の冷感を起こす病気のうち一番急を要する疾患です。緊急に適切な治療を行わないと足を切断しないといけなくなる可能性もあります。以下の症状があれば、ためらうことなく緊急で受診、または救急車を呼んで下さい。

 

     突然の足先の激しい痛み

     足先が冷たく蒼白になる

     足先の脈が触れない

     進行すると足先の知覚が鈍くなってくる

     更に進むと足先が麻痺して動かなくなる

 

心臓で出来た血栓や血管の中に貯まったゴミが剥がれて流れて行き、いろいろな場所の動脈を詰めてしまう事があります。動脈が詰まった先へは血液が届かなくなるために、その先の組織は壊死してしまいます。頭の動脈が詰まると脳梗塞、心臓の動脈が詰まると心筋梗塞、足の動脈が詰まると下肢の急性動脈閉塞と呼ばれる病気になります。足の動脈が詰まった場合には上記5つの症状が起こります。超音波検査、血管年齢検査などで診断します。緊急に手術の出来る病院へ搬送し、発症から8時間以内に血栓を取り除く手術を行わないと足を切断しないといけなくなる可能性が高くなります。更に時間がたつと腎不全などを起こし命に関わる状態になります。特に急いで受診してもらうことが大切です。

 

閉塞性動脈硬化症

加齢による動脈硬化によって、足に行く動脈が少しずつ詰まってしまう病気です。10年くらいかけてゆっくり詰まるので症状の進行も比較的緩やかです。はじめは足先の冷えやしびれが起こります。やがて少し歩くと足が冷えて痛くなり、しばらく休むと回復するという症状が出てきます。この症状は間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれ、この病気に特徴的な症状です。進行すると安静時にも痛みを感じるようになり、更に進行すると足先の壊疽を起こし、足を切断する必要が出てくることもあります。超音波検査、血管年齢検査などで診断できます。治療は、足の保温や運動療法、血管を広げる薬や血液をサラサラにする薬の内服、点滴などを行いますが、進行した場合にはカテーテル治療やバイパス手術が必要となります。

 

バージャー病

閉塞性動脈硬化症が高齢者に多い病気なのに対し、この病気は比較的若い(10~20台)男性に多い病気です。四肢の動脈が閉塞してその先の組織が壊死してしまう指定難病です。閉塞の原因は動脈に炎症が起こってしまうためです。なぜ炎症が起こるのか原因は不明ですが、喫煙や歯周病などと関連する事がわかっています。超音波検査、血管年齢検査などで診断できます。血管を広げる薬や血液をさらさらにする薬の内服、点滴などを行います。

 

レイノー病(レイノー症候群)

寒いときや緊張したときに指先が蒼白または紫色になることをレイノー現象と言います。これは指先の動脈が寒さやストレスによって急激に収縮するために起こります。症状が軽度の時には経過を見ていても大丈夫ですが、ひどくなると治療が必要です。レイノー現象は原因不明のもの(レイノー病と呼びます〉と何か他の病気があって起きる場合(レイノー症候群と呼びます)の2つに分けられます。レイノー症候群の原因を調べていくと、強皮症やリウマチなど膠原病と呼ばれる病気が見つかることもあります。レイノー現象があれば早めに検査を受けることが大切です。治療は生活を工夫して寒冷刺激やストレスを避けること、原因疾患の治療、血管を広げる薬や血液をさらさらにする薬の内服、点滴を行います。

 

下肢静脈瘤

下肢の静脈がこぶ状になり、血液が心臓に戻りにくくなる病気です。血液が下肢にうっ滞するために、足がだるい、重い、かゆい、こむら返りが起こる等の症状が起こります。ときに、足がほてる、冷える等の症状も起こります。治療は圧迫療法などを行いますが、大きな場合には根本的には手術が必要となります。

 

病的な冷えではない場合

上記のような病気でない場合でも、しばしば冷え症は起こります。体質、運動不足、ストレス、自律神経の乱れ、ホルモンバランスの乱れなど様々な原因が考えられます。まずは上記の様な深刻な病気ではないことを確認することが必要です。治療は、生活を改善して原因を取り除くことが一番ですが、症状が強くて生活に支障が出る場合には、漢方薬や血管拡張剤などの内服治療を行うことも出来ます。

手足の冷えには様々な原因があります。気になることがあればお気軽にご相談下さい。

年末年始休診のお知らせ

12月30日(水)~1月3日(日) 休診します。

1月4日(月)から通常通り診療致します。

誕生日会

今日は私院長の5?回目の誕生日でした。

昼休み、思いがけずサプライズ誕生会を開いていただきました。

バカ騒ぎしました。最高のスタッフ達です。

インフルエンザ予防接種について

当院のインフルエンザ予防接種はもう少し余裕があります。

診療時間内に来ていただければ、一般、公的補助の高齢者の方ともに予約なしで接種可能です。

 

一般                                 3,000円     

廿日市市在住の65歳以上 1,000円

 

小児の接種について、お問い合わせが多くなってきました。

当院は今年度の「廿日市市妊婦・小児インフルエンザ予防接種費用助成事業」の対象に入っておらず、市から配られる補助券は使えません。

そのため、お子様については補助事業の対象医療機関(廿日市市のHPでご確認下さい)で接種されることをお勧めいたしておりました。

しかしながら、全く接種出来ないわけではありません。最近、補助の対象機関でワクチン不足から接種出来ないケースがあると伺いました。そのため当院でも、実費(3,000円✕2回)とはなりますが、ご希望されればお子様にも接種していただくことにいたしました。また1回目の接種をされれば、特に申し出がない限りは2回目のワクチンもお取り置きしておきます。

宜しくお願いします。

 

胡蝶蘭行き先決まりました

おかげさまで全ての胡蝶蘭の行き先が決まりました。

ありがとうございました。

大切に育てていただけるとうれしいです。

 

 

 

胡蝶蘭

開院から3週間、クリニックの中も少しずつ落ち着いてきました。

開院の際には多くの方々からたくさんのお祝いをいただきました。その中でもお花、特に胡蝶蘭をたくさんいただきました。本当にありがとうございました。

胡蝶蘭の花言葉は「幸福を運んでくる」で、お祝いの時に贈られるお花です。生命力が強く、2ヶ月以上花をつけます。花が終わった後でも、上手に育てると、2回目3回目と開花を愉しむことが出来るそうです。

いただいたお花は、スタッフが持ち帰り自宅でお世話をするほか、ラン栽培の得意な知り合い、友人達へ少しずつお分けすることにしております。ほとんどの行き先は決まりましたがまだ数鉢、行き先の決まっていない子がおります。「育てても良いよ」と思われる方は是非一度ご覧にいらしてください。

 

内 科

かぜや発熱、腹痛や下痢嘔吐、花粉症などの一般的な内科疾患の治療を行います。疲れやだるさなど、何科にかかって良いのか分からない症状なども、お気軽に相談してください。また、高血圧や高脂血症、糖尿病、高尿酸血症など、生活習慣病の治療も行っています。また、僕自身がスポーツをしていることもあり、スポーツに関する相談も積極的に受けることが出来ます。お気軽にご相談ください。

生活習慣病

高血圧

血圧とは、心臓から出てきた血液が血管に流れるときに血管の壁にかかる圧力のことです。高血圧というのは、何らかの理由で血管の中を流れる血液の量が多くなったり、血管が細くなったりして、血管の壁にかかる圧力が高くなった状態のことをいいます。
原因のほとんどは原因のはっきりしない本態性高血圧で、遺伝・塩分過剰摂取・肥満・ストレスなどの生活習慣が重なっておこります。ほとんどの場合、自覚症状はありませんが、頭痛や肩こり、ほてりなどが起こることもあります。自覚症状がなくとも、高血圧の状態が続くと全身の血管の動脈硬化が起こり、心臓病や脳卒中など様々な合併症を起こします。
治療は塩分制限やカロリー制限、運動療法など生活習慣の改善が基本です。それでも効果が不十分なときにはお薬での治療をおこないます。お薬は一生のむ必要はなく、生活習慣の改善で血圧がさがれば減量、あるいは中止することが出来ます。

糖尿病

糖尿病は、インスリンというホルモンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。
インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。軽症の場合、ほとんど症状はありませんが、血糖値が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といったより重い病気につながります。治療は食事療法や運動療法が基本ですが、それで効果不十分の場合、薬による治療、さらにはインスリンの注射を行います。

脂質異常症

脂質異常症とは、血液中の脂質成分(コレステロールや中性脂肪)が高い状態のことです。自覚症状は全くありませんが放置しておくと動脈硬化が進行し、脳卒中、心臓病、下肢の血流異常など全身の合併症の原因になります。治療は食事療法や運動療法が基本ですが、それで効果不十分の場合、薬による治療を行います。

高尿酸血症

痛風は「風が当っただけで痛い」と表現されるほどの激痛が発作的に起こる関節炎です。主に足の親指の付け根付近に生じます。
この病気の原因になるのが高尿酸血症です。高尿酸血症とは、からだの新陳代謝で発生する老廃物である「尿酸」が増え過ぎている状態です。高尿酸血症のために体内で結晶化した尿酸は、関節や腎臓などに溜まります。このため痛風発作や腎臓病の原因になります。治療は減量など生活習慣改善が基本ですが、効果が足りない場合は薬による治療を行います。

循環器疾患

狭心症、心筋梗塞

狭心症とは、心筋(心臓の筋肉)に血液を行き渡らせる“冠動脈”が狭くなることにより、一時的に心筋が酸素不足に陥って胸の痛みや圧迫感を引き起こす病気のことです。
狭心症による症状は通常数分以内に収まりますが、放置すると冠動脈が完全に詰まる“心筋梗塞”を引き起こす可能性があります。原因は動脈硬化によって冠動脈が狭くなってしまうことです、軽度の場合には薬による治療を行いますが、重度になるとカテーテルによる治療かバイパス手術が必要になります。

弁膜症

心臓の4つある弁に障害が起き、本来の役割を果たせなくなった状態が「弁膜症」です。
1か所の弁で起こることも、複数の弁が機能しなくなることもあります。
弁膜症には大まかに2つのタイプがあります。「狭窄」は弁の開きが悪くなって血液の流れが妨げられる状態です。「閉鎖不全」は弁の閉じ方が不完全なために、血流が逆流してしまう状態です。動悸や激しい息切れ、極度の疲れやすさ、ズーンという胸痛などの症状が出ます。
弁膜症の症状は、加齢による体力の低下と似たところがあるため、「年をとったせいだ」と軽視されてしまわれがちです。軽度の弁膜症であれば、お薬により症状を緩和し経過観察を行うことも可能ですが、重度の場合には手術やカテーテル治療が必要になることがあります。

不整脈

通常心臓は、1分間に60~80回の規則正しい拍動をしています。この拍動が乱れたものの総称を不整脈といいます。
不整脈には放置しておいても構わないものから、直ちに治療をしないと死に至るものまでさまざまな種類があります。症状も、無症状のものから動悸、息切れ、胸部圧迫感、めまい・ふらつき、意識消失まで様々なものがあります。不整脈出現時の心電図あるいは24時間心電図で診断します。治療は薬物療法かカテーテル治療、ペースメーカー植込みなどが行われます。

外 科

切り傷の縫合、鶏眼(うおのめ)の切削、皮膚のできものの切除や切開排膿などを行います。他院で手術を勧められたときのセカンドオピニオンや手術後の経過観察にも対応出来ます。