下肢静脈瘤治療用レーザー装置について

 

当院で使用している下肢静脈瘤治療用レーザー装置のお話をします。

 

少し前まで下肢静脈瘤の治療は、静脈を抜去する「ストリッピング術」が主流でした。この方法は足の付けを34cm、膝下を1cm程度切開し静脈全体を抜いてしまう方法で、侵襲が少し大きく、基本的には入院が必要な手術でした。

2014年に外来でも手術可能なカテーテルを使って血管の中から静脈を焼く手術「血管内焼灼術」が保険適応となり、国内でも広く行われるようになりました。しかしながら、手術で使用できる機械は全てが海外製で、日本製はなく、手術すればするほど海外メーカーが潤う仕組みになっていました。

当時、院長は広島大学病院に在籍しており、2015年から尾道のレーザー機器メーカー「ユニタック」と共同で国産下肢静脈瘤治療用レーザー装置の開発に乗り出しました。さらに海外製品にはない自動牽引装置も同時に開発を始めました。それから数年にわたり基礎的な実験、改良、動物実験、ヒトによる臨床試験などを繰り返しました。開発は難航しましたが、2019年ついに薬事承認を取得し製造販売することが出来るようになりました。

現在、当院での手術にはこの装置を使っています。性能は海外製の製品と同等ですが、自動牽引装置のおかげで術者が手術に集中出来て、より安全に手術が行えるようになりました。

実は、この装置の研究改良はまだまだ継続しております。今年度中に新しい「スリムファイバー」が薬事承認を受けられるように奔走しておりますし、レーザー装置の改良も行っております。当院は、今後もこの装置の改良に関わり、より低侵襲な新しい機器が使用できるように努力します。

 

ユニタック:https://unitac.net/med-04/

臨床研究 :https://upload.umin.ac.jp/cgi-open-bin/ctr/ctr_view.cgi?recptno=R000035267

年末年始休診のお知らせ(変更)

12月29日(火) 診療時間が9:00~13:30となります。

12月30日(水)~1月3日(日) 休診

1月4日(月)から通常通り診療致します。

インフルエンザ予防接種について

当院のインフルエンザ予防接種はもう少し余裕があります。

診療時間内に来ていただければ、一般、公的補助の高齢者の方ともに予約なしで接種可能です。

 

一般                                 3,000円     

廿日市市在住の65歳以上 1,000円

 

小児の接種について、お問い合わせが多くなってきました。

当院は今年度の「廿日市市妊婦・小児インフルエンザ予防接種費用助成事業」の対象に入っておらず、市から配られる補助券は使えません。

そのため、お子様については補助事業の対象医療機関(廿日市市のHPでご確認下さい)で接種されることをお勧めいたしておりました。

しかしながら、全く接種出来ないわけではありません。最近、補助の対象機関でワクチン不足から接種出来ないケースがあると伺いました。そのため当院でも、実費(3,000円✕2回)とはなりますが、ご希望されればお子様にも接種していただくことにいたしました。また1回目の接種をされれば、特に申し出がない限りは2回目のワクチンもお取り置きしておきます。

宜しくお願いします。