9月6日午後の診療について

9月6日の午後、日本静脈学会にオンライン参加します。

このため、午後15時~16時30分の間は休診し、16時30分から開始します。

 

学会ではセミナーの座長を務め、新しい静脈瘤の治療装置の紹介を行う予定です。

その装置は僕が大学時代に開発に係わってきた装置で、当院の手術でもこの装置を使っています。

ご不便をおかけしますが宜しくお願いします。

 

 

お盆休みについて

8月のお盆休みのお知らせです。

当院では12日(木)から15日(日)までをお盆休みといたします。

なお、オリンピックのために11日の祝日が9日に変わっておりますのでご注意ください。

 

  9日(月曜)    山の日、休診

10日(火曜)  通常診療

11日(水曜)  通常診療

12日(木曜)  お盆休み

13日(金曜)  お盆休み

14日(土曜)  お盆休み

15日(日曜)  お盆休み

16日(月曜)  通常診療

 

夏の痛風発作

100万人いると言われている痛風患者、最近の長引くコロナ禍のために患者数が3割増えているそうです。自粛生活のストレスで家飲み酒量が増えたためと考えられます。

 

痛風は、尿酸値が高い人に起こりやすく、足の親指の付け根、足首、膝関節、手首や肘関節などに急激に起こる急性の関節炎で、「風が当たっただけでも痛い」くらいの強烈な痛みのために数日間は歩行も困難になる病気です。

 

 

 

 

尿酸とは「プリン体」が分解されて出来る老廃物で、これが関節内に貯まることで痛風発作が起こります。関節以外には腎臓にも貯まり、腎機能障害や尿路結石の原因にもなります。また、尿酸が高いまま放置すると、心血管障害や脳血管障害の原因になることもわかっています。

プリン体とは運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で、常に体内で作られています。また、プリン体は遺伝情報を伝えるための核酸(DNA)の構成成分でもあるため、古くなった細胞(筋肉)が壊れたり分解される際には大量のプリン体が出来ます。

プリン体は肝臓で分解されて尿酸となり、尿や便の中に排出されます。プリン体の量が多いと尿酸値も高くなり、痛風発作の原因になります。

 

プリン体は常に体の中で作られています。食事やビールから摂取するプリン体もありますが、体内で生成されるプリン体に比べればごく少量です。このため、食べ物や飲みものに気を付けて尿酸を下げようとすることは、効果が無いわけではありませんが、それだけでは不十分です。どうしても薬の助けが必要になることがあります。

 

高尿酸化粧の原因として、「生産過剰型」と「排泄低下型」があります。

生産過剰型は、体内での尿酸生成が多い人です。常に大量の細胞が分解されている人、筋肉量が多く、ときどき激しい運動をする人に多い傾向があります。

常に負荷の高い筋トレをしている人、暑い時の100kmマラソンを走ったり、3日かけて250キロ走る人、真夏にロングのトライアスロンやる人なんかが当てはまります。

排泄低下型は、肥満傾向の人、アルコールをたくさん飲む人に多い傾向があります。

暑いときに水分摂取せずに運動して脱水傾向の人、ゴール後にアルコールを多飲して水を飲まない人が当てはまります。

それぞれにあった薬を使うことで高尿酸血症、痛風発作は予防できます。

 

ここまで書いてきて、気がつかれた人もいるでしょうが、

僕自身、上記の生産過剰型、排泄低下型の条件を全て満たしています。

数年前にウルトラマラソンの後に急に膝関節が痛くなり、腫れて熱を持ちました。使いすぎによる疲労と思っていましたが、よく調べると痛風発作でした。それ以来尿酸を下げる薬を内服しています。

 

運動すれば病気になりにくいことは皆さんご承知ですが、痛風に関しては激しい運動している人の方がなりやすい傾向もあります。お酒を愛するアスリートに多い疾患です。

 

一度発作を経験した人ならわかると思いますが、ホントツラいです。動けません。

いったん発作が起これば通常の3倍くらいの消炎鎮痛剤をごくごく短期間投与してとにかく発作を収めます。発作が収まってからは尿酸値を下げる治療を行います。発作が疑われたら出来るだけ早くご相談ください。

 

夏はただでさえ脱水になりやすく、腎臓の機能も低下します。

こまめな水分補給を行い、腎臓を守り、痛風発作を防ぎましょう。

心配事があればご相談ください。更に詳しいお話しをいたします。

 

ワクチン予約を一時的に停止します

テレビなどで報道されておりますが、全国的にワクチン供給が不足しているようです。

当院では64歳以下の一般患者さん向けに、7月6日予約開始、13日接種開始予定でしたが、本日、廿日市市から新規受付の一時中止を要請されました。

残念ですが、指示通り、受付開始を延期いたします。再開される際にはこのページでお知らせします。

 

なお、当院で1回目の接種を済まされた方の、2回目用のワクチンは確保できています。

予約済みの方は予定通り来院、接種して下さい。

 

よろしくお願いします。

64歳以下のコロナワクチン接種開始についてコロナワクチン

当院では6月1日から65歳以上の高齢者に対するコロナワクチン接種を開始しています。

6月22日からは、1回目を済まされた方に対する2回目接種を行っており、7月12日に終了する予定です。

 

7月13日(火)からは16歳以上の全ての方々に対するワクチン接種を開始します。

混乱が予想されるため、当面は全て予約制とします。

予約は廿日市市のワクチン予約システムを用いたWEB予約と、コールセンターへの電話による予約のみです。

クリニックへの電話では予約できませんのでご了承宜しくお願いします。

(予約ページは、おそらく7月5日までには公表出来るはずです。出来次第このページにリンクを張ります)

 

ただし例外はあります。このシステムは廿日市市に住民票のある方々しか利用できないようです。

当院かかりつけで、他の自治体に住民票がある方は、不定期の別枠を用意しますので、窓口か電話でご相談ください。

 

7/13~8/2   1回目接種

8/3~8/23     2回目接種

8/24~      次のグループの予定

 

 

 

 

 

高齢者優先接種はお急ぎください高齢者ワクチン事情

 

高齢者の方々はこのブログを見ておられるのでしょうか?

 

廿日市市の高齢者ワクチン接種が始まってから3週間が経過し、最近では新規予約の電話もほぼ無くなりました。

昨日このブログでも、「高齢者の2回目の接種が始まったため、次の新規接種の受付は7月13日以降」だとお知らせいたしました。

そのためかどうかわかりませんが、本日、高齢者の新規予約が数件立て続けにありました。

予約枠は2回目の接種の方で全て埋まっています。

お断りする訳にもいきませんし、かといって7月13日以降の予定は未確定でまだ予約できません。

苦肉の策として、ワクチンを追加で発注し、クリニックの休憩時間を利用した臨時枠を6人分作成しましたが、その6人分もすぐに埋まりそうです。

今後も増えるようなら、更にワクチンを追加発注、枠を追加する必要があります。

 

65歳以上で早めの接種を希望される方は、出来るだけお早めにお知らせください。

急がれない方は64歳以下の方々と同時受付になります。

 

 

コロナワクチンの接種状況

高齢者向けのコロナワクチン接種が始まって、今日で3週間が経過しました。当院では高齢者施設入所中の方を含め500人余りの方に1回目の接種を行いました。幸いなことに今のところアナフィラキシーなどの重大な副反応は経験しておりません。

「思ったほど痛くなかった」と言われる方がほとんどです。

希望者には実費でアセトアミノフェン(カロナール)をお渡しできるよう準備しました。

 

本日、6月22日からの3週間はこれらの方々への2回目の接種を行います。

このため、新規接種の次の受付は3週間後の7月13日からとなります。

おそらく、この頃には64歳以下の一般の方々への接種券配布が始まっていると思われますので、一般の方との同時受付になると思われます。

6月の高齢者の受付の際、電話回線がパンクして繋がりにくかった経験から、今回は廿日市市が予約サイトやコールセンターを立ち上げ、スムーズに予約できるように計画されております。当院もこの廿日市市のシステムを使う予定にしております。どのような仕組みでどのようなサイトになるのか、まだ僕たちにも知らされておりません。

予約サイトや開始日が決まったら改めてこのページでお知らせします。

決定するまでは電話で問い合わせ頂いても「まだ情報がありません、未決定です」としかお答えできないのでご了承ください。

 

当院は希望者がおられる限りはコロナワクチン接種を続けます、締め切りはありません。

なので、多少遅くはなっても必ず接種は出来ます。

慌てず焦らずにお待ちください。

 

高齢者コロナワクチンの予約状況

当院では高齢者コロナワクチンの接種予約を受け付けております。

今の予約状況では最速で、一回目の接種は6月の中旬、2回目の接種が7月上旬になります。

その枠が埋まれば次は1回目接種が7月上旬、2回目が7月下旬になります。

必ず接種は出来ます、慌てず焦らずにご連絡ください。

 

 

コロナワクチンの副反応について

ようやく当クリニックにも医療従事者用のワクチンが届き、スタッフ全員が2回目の接種を終えることが出来ました。これまで、風邪症状の患者さんには相応の予防策をとっておりましたが、やはりワクチン接種が出来ていると安心感があります。

今回は自分がワクチンを打ってみた経験から副反応に関するお話しです。

 

 まず、インフルエンザのワクチンと違うのは、皮下注射ではなく筋肉注射と言うことです。皮下注射は極細の針を使い皮膚の下、数ミリの所に注射するのに対し、筋肉注射は長く太い針を皮膚に対してほぼ垂直に刺して(テレビでは打つ前にバックスイングする人もいる)数センチの所に注射します。

見た目は痛そうでビビっていましたが、実はそれほど痛くありませんでした! インフルエンザよりも痛くないくらいです。出血もほとんどありません。

 

表はファイザー社が公開している副反応の割合です。

ほとんどの人に副反応が出ると考えて良いと思います。

1回目よりも2回目の接種の方が副反応出やすいようです。

それを見越して、休みの前日に2回目の接種をする人もいます。

また若い人ほど副反応が出やすいようです、免疫系が活発な証拠でしょうか。

 

 

 

僕の場合、1回目は接種部位の軽い痛みがある程度で、それ以外の症状はありませんでした。

2回目の接種では、痛みが前回より強く、接種部位を下にして眠れないくらいでした。次の日には倦怠感、頭痛も出たためアセトアミノフェンを数回内服しました。症状は23日で消失します。アセトアミノフェンは薬局でも一般用に市販されていますが、高齢者や一般の接種が始まったら当院でも実費で渡せるように準備します。

 

頻度的にはわずかですが、アナフィラキシーという重篤な副作用もあります。蕁麻疹が出たり、呼吸困難がおこり、救急処置を必要とする状況で、救急搬送や入院が必要となります。そのほとんどが接種直後に出現するとされており、ワクチン接種後15分は接種を受けた場所で待機し、アナフィラキシーが起こらないかどうか経過をフォローすることが必要です。万が一アナフィラキシーが起こった場合でも、それに対応できる薬剤や機材を準備しており、救急搬送にも対応できるよう体制を整えておりますので安心して接種してください。

コロナワクチンの接種予約開始

本日から高齢者のコロナワクチン接種の予約が始まりました。予約の電話が集中したため、なかなか繋がらなくてご迷惑をおかけいたしました。

当院ではワクチンが供給される限りは接種を続ける予定です。特に定員制限などは設けません。予約された順に日程調整をいたしますので、少し時間を頂く場合がありますが、必ず接種は出来ます。慌てず焦らずにご連絡ください。

接種自体は6月1日から始まる予定です。